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僕の思考

頭の中にある嘘か本当の事を書きます。Twitter@CafeNhaao

秋田くん

秋田くんという前いた大学に一つ下の男がいた。

彼の名前は本当に"秋田"というわけではなくて、秋田県のどこかから来たから"秋田くん"と僕が名付けた。彼は頑なに自分のことを名前で呼んで欲しかったみたいだけど、僕は徹底して秋田くんと呼んだ。多分見えない力が働いていた。

彼は僕に好きなものの話をしてくれて、藤子不二雄だかなんだかの漫画が好きらしいことがわかった。

内容は

主人公がある星に行くと、地球で言う人間が動物との立場と替わっていて、好きになった女の子が動物に食べられてしまうことになる。

けれどその女の子は自分が喰われることに対して、一つの誇りのように感じている。

みたいな話だったと記憶している。違ったらごめん。

僕は結局女の子がどうなるかは憶えてない。

だけども、主人公が自分の星に帰る時に腹が減って肉を食べるシーンがあって、そういう所が好きだと言った秋田くんのことは憶えている。

その話をしてくれたすぐ後に、僕の性格が悪すぎてメンタルに使える技術を試してごめん。

僕の煙草の吸い方がかっこいいと言ってくれた秋田くん。夕飯にラーメンを腹一杯に食べて、酒を一杯だけ飲んだ。腹が膨れすぎていたからビール一杯で満足したし、それを飲みながら煙草を吸った。そしてどうでもいい話をした。PUBのディスプレイにはラグビーの試合が映っていて、周りの客の声とスピーカーからの知らない洋楽が混ざってわけがわからなくなっていた。

多分彼は僕の片手で数えられる友人のうちの一人なのだろうと、勝手にそう思っている。

彼は多分、僕のことを忘れている。

一回でもキャッチボールが出来たらそれでいいと思う。

黒い箱を通した行き先

横断歩道を渡るために信号機からの許可を待っている。

信号無視をしてもよかったけれど、それは昔から教えられてきた規律とか規則に逆らうことになる。

他の奴らは信号を無視していった。渡れた奴もいたし、轢かれた奴もいた。

信号無視をして渡れた奴は、運か頭が良かった。頭が良い方は自動車側の信号を見ていた。

信号無視をして轢かれた奴は、運か頭が悪かった。運が悪い方は自動車側の信号を見ても、運転手も信号無視をしていた。

ここにいる人たちは信号機の色が見えていると主張する。

信号機に青色が見えれば渡れて、赤色が見えれば渡れない。黄色は青から赤へ変わる合図らしい。

だけど、ここではどうやら違うらしい。

くそったれども

僕死にまーす!わっはっは!

って感じの曲らしくて、それを知った時にこいつまじかって思った。

 

1.今日が来るのはこれで初めて。それと最後。だから大事にしようと思える。

2.蝋燭の灯りだけを頼りに僕らは話す。

色々な話をする。楽しかったこと、苦しかったこと、過去の思い出。

3.僕らと同じような思い出を持つ人がいるはずだって僕は思う。絶望が勝ったり、希望が勝ったりのシーソーゲームみたいに。

4.20年も生きていないけれど、このくだらない星から去れることを嬉しく思う。

5.あなたに会える日、何に感謝していいのかわからないから神様にありがとうを伝えた。

6.毎日神様にありがとうを伝える。本当にありがとう。

7.もうすぐ消える。だから頑張れなんて言わないでくれ。今日は今日の最後の日だ。

8.じゃあね、バイバイ。

9.灯りが揺れる。

10.消える。 お日様が昇る。

夜天

夜に散歩をするのが好きで、僕は田舎に住んでいたからそれなりに星が見えた。

曲を聞きながら散歩をする。

今日の夜は境界線が不安定な波打際みたいだった。

歩けば歩くほどにここじゃないどこかへと飛びそうになる。そのどこかへと意識を深めるのがイヤホンから流れる音楽で、そして嫌でもここへ戻そうとするのもその音楽だった。

 深く、深く潜ろうとする。体が軽くなる。

一瞬、宙に浮いた気がして怖くなった。このままあの星に手が届いてしまったらと、そう考えた。

過去

虚言、嘘つきの書いた本を読んで何かを思う。

いい加減に嘘をつければと思う。

嘘さえつければ、そんな簡単なことさえできれば楽なのに。

再現性のない、瞬間的な情熱に動かされて苦しむ。

どこが境目でどこから大切になったんだ。

何かが過去になった時に、それは色を持ち出した。

安堵安泰

自分の予想通りである世界は怖い。

嫌だなと思う。

僕は予定を立てない人間で良かったと感じる。

仮に僕が計画的なタイプの人間なら、人生の楽しみなんて消えていたかもしれない。

ああ、楽勝すぎるよ人生。なんて言える人生でなくて良かった。

荷造り

執着は醜いものだと感じる。(内なる邪悪な科学者がここで執着と醜悪でラップをしろと叫んでいる)

とりわけ生への執着なんて必要ないと思う。

もともと命に価値なんて感じていない。僕は僕であればよかったしそれを探していて、自身の証明さえ出来たのなら死んでいいと考えている。

自分が自分であることの証明なんて誰なら可能なのだろうか。

不可能だと感じる。不可能性の証明は出来ない。

唯一の生きる理由が無くなったのなら、足掻くか諦めるかだと思う。

 

どうしたって変わらない事実として、僕と町を歩く人達には根本的な差異がある。だけどもそれを口にすることは町からするとただのイタい奴でしかなくて、つまり落伍者の言い訳にしか見えないことを知っている。

自分が不可知論者だとは思わない。

一般的に考えられる神はいないと思っている。

神がこの世界の創造主とするなら、神を創り上げたのは人間の畏れと認識でしかない。

今までこんな簡単な主張が出来なかったのは、間違いへの怖れがあったからだと考える。(内なる邪悪な科学者が「さしづめミススケアリーといったところだな」と小粋なジョークを挟んでくる)

ミススケアリーとはたまに会うくらいの関係だったけど、しばらくお別れしようと思う。

ぐっどばいミススケアリー。なんだかミス、隙ありみたいな名前だね。僕の中に矛盾を作ってくれてありがとう。

何故か『なみだくんさよなら』を思い出す。