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僕の思考

頭の中にある嘘か本当の事を書きます。Twitter@CafeNhaao

散歩-井の頭公園

井の頭公園駅改札を出てすぐ右の階段を降りると少しだけ遊具が置いてある。

小さな川を挟んで見えるベンチには恋人たちが座っている。

その二人の前を駆け足で通るランナーや、吉祥寺まで歩こうとする学生がいる。

池のほうからは音楽が聞こえてくる。ボートで休む人たちが見える。焼き鳥の美味しそうな匂いがする。絵を描いている老人たちがいる。

いいなと思う。

石ころ

 暑い夏。飽きもせずに喚く蝉、待ち侘びた心地の良い風でTシャツが揺れる。雲がやたらと早い。暑い夏。

 この白線から踏み外せば溶岩を回遊するサメやワニが僕らを喰ってしまう。でも僕は白線から白線へと跳ぶんだ。跳ぶしかないんだ。

 ポケットに入れておいたなんだか綺麗な石ころを失くした。きっと跳んだ時に落としてしまったんだ。とっても大事なもののような気がしたから必死に探した。友達も探してくれた。大切なのになぜ跳んだんだ。跳ばなければよかった。

 暗くなっても探した。懐中電灯で石ころを探す。いくら地面を照らしてもあれはただの石ころだから、決して輝いたりして居場所を教えてくれることはなかった。友達はみんな帰って行った。

 だんだん寒くなってきて、父さんや母さんが僕を探してた。

 みんなに見つからないように懐中電灯を消した。もうあの石ころはみつからないんだと思った。

 跳ばなければ良かった。跳ぶべきでなかった。

 別の石ころを持って帰る気になれなかったから、足元にあったやつを軽く蹴飛ばした。

子ども紳士

遊び心のある紳士になりたい。なにが言いたいか、つまり子ども紳士になりたいのだ。そう、子ども紳士になりたい。子ども店長的な順番なら紳士子どもになる。

今もそうだけど、昔から僕は紳士になりたかった。服装は落ち着いていてカジュアルを忘れない、シルエットもかっこいい男に憧れていた。

子ども紳士は過去を惜しみ後悔しない。戻りたいと口にしても決して戻ることはしない。

子ども紳士は0からものを考える。決して決めつけたりはしない。

子ども紳士は芸術を愛する。

子ども紳士は精神的以外の汚れを怖れない。

子ども紳士は可能性を疑わない。

子ども紳士に僕はなりたい。

主張練習

自分の意見を世に主張することを恥とし易とし無意味としてきた僕だけれど、それなりに恥じゃないし易くもないし無意味でもないことを知ってはいるから、それの練習をしようと思う。

 

目的はズレるべきでないと考える。僕らが生きていく理由が最大の目的だと考える。

生きる理由は人それぞれだと思う。

 

世の中に溢れた難しいことはもっと簡単に考えるべきだし、世の中に溢れた簡単なことにはもっと難しく考えるべきだと思う。

 

続くけど次の記事とは限らない。

何かあればTwitterがレスポンス確実です。

僕には、と言うよりか全てのものには二面性があって、今の僕は陰と陽でいう陽で、そうなると何も書けなくなる。

何も書けなくなるし、何もできなくなる。

今は喫茶店で珈琲を飲みながら煙草を吸って、机の上には無意味に置かれた本がある。

何かが出来るようになるには決まって何かの期限が迫っている時で、今は期限なんてものとは遠くて、この地球の三角の頂点にいる人間らしい状態になっている。

だいたいこの陽の時期に入ると、何か書こうとして書いては消しての繰り返しで、結局更新できなくなるか無理矢理意味のわからないものを書いて更新する。

これはしばらく休みだなと思った次の日には大量にアイデアが湧いてくる。

よくわからない人生である。

Very special

 明日この国はなくなるらしいよ

 明日になればミサイルが飛んできて、全部燃えてしまうみたい

そんな噂を耳にした人たちは、どうせなら平常を壊してくれればいいのに。
なんて思いながら、大きな空の中で雲がゆったりと動いているのを眺めている。

そんな目の前の非現実的なものよりも、女子高生たちは憧れの彼を月曜に振り向かせる方法が問題で、ライバルは多くて、人混みのマクドナルドで作戦会議をしていて、チーズバーガーが好きで、もうずっと大きな声で話をしていて、だからポテトに気がなくて、なんとなく友情が一番だって結論に落ち着いたから、今日東京に落ちるらしいふわふわの綿菓子爆弾の話をしてみたりする。

そんな話を聞いて憤る自称ネット情勢に深く通じたおばさんは

 あなた達も、この国にいる人たちはみんな危機感がないのよ

と、恋と友情と甘い別腹に生きる女子高生達に怒りをぶつける。

まあその場に居合わせた誰もが、まだ東京のマクドナルドにいるおばさんの主張に疑問を抱き、その場の誰かの一笑に付された時にはもうおばさんはいないものとされていた。

偶然マクドナルドの前を通った学生は、店内から響く

 みんな頭のいい人たちは言ってるのよ

という叫び声が聞こえたから、頭のいい人たちの言っていることを考えてみる。

多分難しい数式の話だと思うから学生は考えるのをやめた。

学生はそのまま東京を意味なく歩いて、老け顔なせいか夜のお店の広告が入ったティッシュを渡されて、女性経験のないまま死ぬのかななんて考えて、腹が減ったからラーメン屋に入った。

東京の大きい駅の近くでは演説が行われている。

演説者はたくさんいるみたいで、声に声が重なって何がなんやらの状態だ。

精一杯聞きとってみれば言っていることはだいたい同じで、あの禿頭の方が言うには爆発から身を守るのは信仰らしくて、あのスーツの禿頭が言うには、爆風から身を守るのは規範らしい。

彼らの演説が言い争いになってから聞くのをやめた。

みんな普段通りに生活をしている。土曜が出勤の人もあれば、お昼寝をする人もいる。

ニュースでは米を食べない日本人特集で、それを批判したりの忙しいテレビとか、それを見て様々な主張をする青い鳥とかが目立っている。

女子高生達はやっぱり憧れの彼のことが大事みたいで、ちょうど3時間も前にした同じ話をしている。

青い空には細い線が弧を描いている。

Bちゃん

一回だけ寝た。

たしか河原町駅あたりで酔っていた彼女に話しかけられた。訛りが抜け切らないみたいで、そこが逆に可愛かった。

その時はお互いに彼氏彼女がいたけれど、学生のノリって奴は時に倫理観を超えることがある。若気の至りとも言う。

彼女の着ていた服はアメリカだかイギリスのキャラクターが描かれた白いTシャツで、下着は落ち着いた紫だった気がする。彼氏は紫と赤が好きだと教えられた。どうでも良かった。毛が薄かった。

薬を飲んでいるからそのままで良いと言われた。拒否した。避妊じゃなくて感染予防が目的だ。

聞いてる音楽は前髪長い人のバンドらしかった。彼女の腕と手首にある傷を見た時に納得した。

次の日に観光案内をすると言われたが、別に観光しに来たわけではないから断った。

今思えば断り続けているな。

東京に来るという話をしていたけれど、当時のメールアドレスはもう使ってないから関係のない話だ。

–終わり–