ねえ夢みたいな心地

=42.Twitter@CafeNhaao

屁理屈ボーイかくかたりき

天才児である男の子の話です。 その男児は齢7つにして25の青年と変わらない知能を有していました。まあそれなりに頭の弱い25歳だけど。 知能はそこいらの25と変わらないけれど、勉強をしないものだから周囲は困ってしまいます。 とうとう周りは我慢を堪えき…

不必要だって

ああ、なんだか豊かになっていきます 私は、私の周りが色を持ち出してから、そう思いました。 やっとステキな世界が出来上がる、やっと面白いことがおこるって、そう思ったのです。 実際、予想どうりにことは運んで、世界はもうめちゃめちゃ、ぐちゃぐちゃで…

下書きの日付が5/15とある古い習作

昔の話、といってもそう昔じゃなくて、まあつい昨日の事みたいなものよと陽気なおばちゃんなら笑い飛ばす程に昔の話。 ある少年は廃れた町をこの世界の不細工と男が消え、自分がモテモテになる妄想を膨らませながら歩いていた。 町からは海が近くて、潮の香…

鬼の戯れ

水風船みたく含ませすぎた物は形を保てなくなります。リスクを楽しんでいるのであれば、その張り詰めた状態を熟知していなければなりません。 許容量を超えて含ませた物があるのなら、口が開いてあるか確認しなさい。もし口が閉じているままなら、それはパン…

時代なんて言葉で片付けられる僕らの易きは、最も根本に存在するものを目先の何かで塗りつぶした結果で、何度も繰り返されるそれを止められる人なんてもうどこにもいない。 難解な単語を使うのは君がそれを使いたいからだろう。それは単なる自慰行為にすぎな…

最もご尤もとは言い難いようなモットーを話す男

今世紀最大の阿呆であるところの男は私に向かって言う。 俺さ、ズボン1枚しか持ってないじゃん 僕は彼とは一応友人だし同調しておく。 うん でさ、俺煙草吸うとき灰がズボンに落ちるんだよ うん 灰を落とそうとするとズボンが吸い込んじゃうからさ、どんどん…

ドリ山ドリーのドリ山創造記−よろしくSatie編

辿り着いた空間に眩まないほどの灯りと、自身に似た姿をしたイキモノを認めたモグラモドキのドリーは、おそるおそるそのイキモノに話しかけてみます。 こんにちは、僕はドリー、きみは? だけども返事がありません。 置物の類いかと考えたドリーは、そっとそ…

ドリ山ドリーのドリ山創造記−邂逅編

高く登るために深く潜ったモグラモドキのドリーは、とりあえず自分が嫌にならないくらいの速度で掘り進めます。疲れたらお母さんに作ってもらったお弁当をつまみ食いして、癒たらまた作業を始めます。 ザク ザク ザク ザク ゾッ ゾッ ゾッ ザク ゾッ ザク ゾ…

即席合間作品−句読点、読点へ

全知全能の症状が出て全治一生の申告を受ける。医者の言う 死ぬまで治んねえよ の一言が、頭の中で焦ったうさぎみたくぐるぐると回っている。 街を歩けば読み取りたくないものまでが読み取れてしまう。男の腕に手をまわす女が隙を見て僕に色目を使ってくる。…

クール

僕は何をするにしても音で考えます。これを音楽と結び付けてしまうことはよしてください。決してこれはあなたが考えるような音楽ではないのですから。 文章を作るには、音にクール感があるか否かから始まります。意味は二の次です。五の次かも。 何が言いた…

二転三転七転び、悲劇の腹痛

人は悪いところにくると言います。僕はお腹が弱いので、嫌なことがあると胃がムカムカとしてきます。 それならば、嬉しいことがあれば僕のお腹は快調になるはずです。だけども結果としてそれは腹痛になるようです。酷い世の中です。 ウディアレンは人生は悲…

表面の文学−日記

今日も午前に目覚めた。朝食にパンを二枚取って、イタリアから買い付けたコーヒーを一杯だけ淹れた。 朝食を済ませると暇になるからアメリカのアクション映画を観た。 映画を観ながらオレンジを啜る。 映画を観ながらシャグを巻く。 それなりにつまらない映…

即席合間作品−Les Champs-Élysées

どうにもこの朝は気分が良くって、この通りを歩く人には勿論、鳥や花や木々にでも挨拶をしたい気持ちだった。 結局のところそれらに挨拶をすることはないのだけれど、それでも一際に美しい君を見つけたらそうするしかなかった。突然に話しかけられた君は怖が…

怠惰

義務感に勝る怠惰には必ず他人の何かが入っていて、それでも中途半端に、自分が疲れない程度には真面目にやってきたからある程度はこの社会でも生きていけている。裏を返せばそれは自分の知る限り黒に近い色をしていて、今僕の足場はギリギリなものだとわか…

ライトノベル案−もう一度、僕の思考

僕は死んだ時に天国と地獄を分けるであろう場所の受付の人に言われたい言葉があります。 ああ、お客さん生まれた場所と時間間違えてますねぇ。たまにあるんですよ、こちらの不手際なんで、はい、大変申し訳ないんですけどね、ええ、それでしたらもう一度人生…

即席合間作品−嫌い

この夏は嫌に障る。いや、おそらくは毎年の事なのだろうけれど、一年ぶりにやってきたものだから今の嫌悪感が特別に思えてしまう。 無駄に冷えた電車も、改札までの道順も、喫茶店までの人混みにも苛立ってしまって、その度に音楽のボリュームが上がっていく…

ドリ山ドリーのドリ山創造記−はじまりはじまり編

夢も見ずに眠りから醒めたモグラモドキのドリーは、昨日の計画とおなじにことを進めていきます。 ドリーは自分の家の裏庭から穴を掘り進めて、山の頂上に出ることにしました。 ドリーはお母さんに頼んで、多めに弁当を作ってもらいリュックに入れて、おもち…

即席合間作品−調律(常

世に溢れた名言botが語るこの世界の攻略法は酷く当然の事を言っているみたいで、それを有難がって群がる阿呆、無駄な同意の主張により双方の欲求を満たすだけの公開自慰マン達に嫌気が、そして落胆する。 そんなクソ程くだらない非可燃性の命よりも、僕には…

自己啓発書−『人生を豊かにするためには』

今回我が「ねえ夢みたいな心地」では本誌で掲載中の『即席合間作品』や『ドドド記』でしられる『ドリ山ドリーのドリ山創造記』の著者、Nhaao氏に接触することに成功した。 氏は幼少期にアメリカのアニメや国内の漫画から影響を受け、西の美術科に籍を置き洋…

みんなが大好きな言葉

マインドセット イノベーション ベンチャー プライスレス スキル アウトプット インプット 起業 グローバル ばーか

即席合間作品−調律(序

耳鼻咽喉科受付の女性が可愛い。 もう聞き飽きた先生の話す注意事項を受け流して帰る準備をする。貰った薬を飲まないことも、イヤホンを通した音楽を大音量で聴いていることも、近くの煙草屋で両切りを買っていることも先生は知っているくせに何も言わない。…

即席合間作品−たなばたさま

ねえ、私のお願いちゃんと届くかな 我が子が瞳を輝かせて私に問う。 いい子にしてればきっと届くよ だからちゃんと好き嫌いなく、早寝早起きしようね 娘は満足そうに元気に返事をして、空を見上げては笑っている。 お星さま、綺麗だね お月さまも綺麗よ 何年…

即席合間作品−渡り廊下と昇降口 Dちゃん

僕が小学生の頃好きだった女の子、クラスメイトに噂されてる女の子じゃなくて、僕のことが好きだった隣の席の子でもなくて、一つ年下の可愛い女の子。 よく友達二人と一緒にいて、いたずら好きで、僕の方が年上なのにからかってくる。水色の服がよく似合って…

即席合間作品−実在する団体とか個人とかとは一切関係ありません

こんばんは、ニュースの時間です。 今日未明、平日であるにもかかわらず多量のアルコールを摂取したとして補導された21歳の学生が一限から登校し、大学が終わるとまた夜の街に繰り出したとしてSNSなどで波紋を呼んでいます。 学生を知る友人によると 「あい…

アメリカの少女と覗けば

世の中に対して不満ばかりを抱くのは理想の世界を自分の中に持っているからで、だけどもその理想とはかけ離れた場所に現実があるからだ。と思う。 理想の世界に近づける人間ってのはきっと僕みたいな面倒くさがりじゃなくて、きちんと計画を練れて、それを実…

Cさん

−続いた− なんとなく性欲に溺れそうだった高校二年生の夏、大学生のふりして出会い系サイトに登録したら一通のメッセージが来た。 メッセージの送り主は女性で、歳は29で、どっかの社長をしているらしかった。 絶対さくらだと思ったけど、やっぱり性欲に溺れ…

ドリ山ドリーのドリ山創造記−光る電球編

家に帰り家族と晩御飯を食べ終えたドリーは、山にあるものを積み上げていくことに限界を感じました。 少しぐるぐるしてドリーは気がつくのです モグラモドキも土は掘れるはずだ ドリーは土を掘り、掘った土や土の中で見つけたものを積み上げることにしました…

即席合間作品−残念青春レイディオ

今週も残念青春レイディオの時間となりました 最近の暑さには参ってしまいますね。最高気温が30℃を上回ることが多いようで、これ梅雨明けたらどうなっちゃうのって思います。どうも残念青春レイディオパーソナリティ、畠場 落です。 『残念、青春レイディオ…

ドリ山ドリーのドリ山創造記−死んだ木編

まだ見ぬ高い、すてきうつくしうるわしきな景色を求めたモグラモドキのドリーは、今ある山をもっと高くしようと考えました。 最初にドリーが思いついたのは、山にあるものを積み上げることです。 木を斧で切ろう、蔓で木と木を結んでいけばかなり高くなる ド…

ドリ山ドリーのドリ山創造記−思いつき編

モグラモドキは地上で暮らします。そう遠くない昔はモグラモドキも地中で暮らしていたそうですが、地中は暗いしなんか怖いので地上に上がることにしたそうです。 モグラモドキのドリーは高いところが好きです。 仮にもモグラの名を冠しているというのにけし…