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僕の思考

頭の中にある嘘か本当の事を書きます。Twitter@CafeNhaao

TO YOU

続き

月の映った水面を掬って満足そうな表情を見せる君に覚えたのは、苛立ちと不満と嫉妬と嫌悪で、自分のやっていることが馬鹿らしく思えたから君に全部を渡した。

両手分の月しか受け止められない君だけど、それでも馬鹿なだけの一生懸命な君で、僕のすべての水分をあげたから君はずぶ濡れになってしまって、馬鹿らしくもなく壊れてしまった。

全身が濡れる経験は君の人生では初めてだったみたいで、寒さと暖かさと想像もしたことが無いような孤独に君は恐怖すら感じるようになったらしい。

それから君は水面の月を救うことをやめた。

月の裏側は愛せないんだって、そう言った。

また僕は探せなかった。

続く