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僕の思考

頭の中にある嘘か本当の事を書きます。Twitter@CafeNhaao

秋田くん

秋田くんという前いた大学に一つ下の男がいた。

彼の名前は本当に"秋田"というわけではなくて、秋田県のどこかから来たから"秋田くん"と僕が名付けた。彼は頑なに自分のことを名前で呼んで欲しかったみたいだけど、僕は徹底して秋田くんと呼んだ。多分見えない力が働いていた。

彼は僕に好きなものの話をしてくれて、藤子不二雄だかなんだかの漫画が好きらしいことがわかった。

内容は

主人公がある星に行くと、地球で言う人間が動物との立場と替わっていて、好きになった女の子が動物に食べられてしまうことになる。

けれどその女の子は自分が喰われることに対して、一つの誇りのように感じている。

みたいな話だったと記憶している。違ったらごめん。

僕は結局女の子がどうなるかは憶えてない。

だけども、主人公が自分の星に帰る時に腹が減って肉を食べるシーンがあって、そういう所が好きだと言った秋田くんのことは憶えている。

その話をしてくれたすぐ後に、僕の性格が悪すぎてメンタルに使える技術を試してごめん。

僕の煙草の吸い方がかっこいいと言ってくれた秋田くん。夕飯にラーメンを腹一杯に食べて、酒を一杯だけ飲んだ。腹が膨れすぎていたからビール一杯で満足したし、それを飲みながら煙草を吸った。そしてどうでもいい話をした。PUBのディスプレイにはラグビーの試合が映っていて、周りの客の声とスピーカーからの知らない洋楽が混ざってわけがわからなくなっていた。

多分彼は僕の片手で数えられる友人のうちの一人なのだろうと、勝手にそう思っている。

彼は多分、僕のことを忘れている。

一回でもキャッチボールが出来たらそれでいいと思う。