ねえ夢みたいな心地

=2.Twitter@CafeNhaao

一人

 

単純な幸福感の連続、つまりは多幸感に達しない様な幸せの集合はどうにも僕の足を掴んで離してくれないみたいで、僕にこの位置で停滞してほしいみたいだからあの退屈にまみれた過去にも戻そうとはしてくれないらしい。

どうやら僕の御影石までのルートは誰かが決めていたみたいで、それの通りに進むのであれば社会で名乗る権利を与えられるみたいだ。その権利を放棄すればすぐにでも360°死角のない監視カメラに見つかって騒音に捕らえられてしまう。だからとりあえずその権利を受け取って自分の御影石を骨折覚悟で蹴り飛ばす準備をすることになる。

らしい。

 まるで沼だな

と僕が言うと君はそれを肯定する。

なんとなくこの話の決着が見えたから面倒になって話を変えようとして、咲き始めの紫陽花が目に入ったものだから、花の名前を沢山知っている君が羨ましいと伝えると君は

 花の声が聞こえる君の方が羨ましい
と言った。