ねえ夢みたいな心地

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ドリ山ドリーのドリ山創造記−死んだ木編

まだ見ぬ高い、すてきうつくしうるわしきな景色を求めたモグラモドキのドリーは、今ある山をもっと高くしようと考えました。

最初にドリーが思いついたのは、山にあるものを積み上げることです。

 木を斧で切ろう、蔓で木と木を結んでいけばかなり高くなる

ドリーは家の斧を使って、山の木を倒そうとしました。

トットトットトットトット

トットトットトット

切れ目がついたころ、なにやら上から声が聞こえます。どうやらエセ山鳥が文句を言っているようです。

 まさか木を倒すつもりじゃなかろうな

そのまさかなのですがなんとなくまずい気がしたドリーは、山をもっと高くする計画を話しました。

しかしエセ山鳥が言うには、この山のほとんどの木は誰かにとって必要なものらしいのです。

エセ山鳥は続けて言います

 だいたい空なんて寒いし食い物はないだけ、そんなくだらないことをしてもなんの得にはならんと思うがね

 まあそれでも木を使いたいってんなら頂上近くに一本だけ死んだ木がある、それを切るなら誰も文句は言わないよ、てかそれは切ってくれ

そう言ってエセ山鳥は巣に帰って行きました。

ドリーはエセ山鳥に教えてもらった、死んでしまった木を切ることにしました。

トットトットトットトット

トットトットトットットッ

ギィー ドスン

木は、乾いたような呻き声をあげて倒れました。

ドリーがその木を山のてっぺんまで持っていく頃には、もうすっかり暗くなっています。

 今日はここまで

ドリーは自分のお腹が鳴ったことに気がつくと、自分の家に帰っていきました。